木造一戸建て比率は、空き家投資・地方移住のエリア選びで確認したい重要指標のひとつです。本ページでは、木造一戸建て比率の意味・算出方法、投資・移住それぞれでの読み方を解説します。

木造一戸建て比率とは

木造一戸建て比率は、住宅総数に占める「木造の一戸建て住宅」の割合(%)です。住宅・土地統計調査などの公的統計に基づき、当サイトでは市区町村ごとに一覧・比較できるようにしています。

木造一戸建て比率が高いほど、その地域に戸建て住宅ストックが多いことを示します。古民家再生、DIY移住、ボロ戸建て投資では、木造戸建てのストックが厚い地域ほど、リノベーション向きの物件や安価な戸建てを見つけやすい傾向があります。

なお、比率だけでは実際の物件数は分かりません。人口の少ない自治体では比率が高くても戸数自体は少なく、逆に都市部では比率が低くても木造戸建ての絶対数が多い場合があります。

そのため当サイトでは、木造一戸建て比率だけでなく「木造一戸建て住宅数(戸数)」もあわせて掲載しています。

当サイトでの算出方法

木造一戸建て住宅数 ÷ 住宅総数 × 100 = 木造一戸建て比率(%)

市区町村ページの「不動産・住宅データ」セクション、ランキング表、シミュレーションの絞り込み条件でも、同じ定義の数値を使っています。

空き家投資ポテンシャルスコアでは、

・木造一戸建て住宅数(絶対数)
・木造一戸建て比率

の両方を評価対象にしています。

※人口の少ない自治体などでは、統計の秘匿処理により「非公表」と表示される場合があります。

どのように見るべきか

木造一戸建て比率は地域差が大きく、地方の戸建て中心エリアは高め、都市部の集合住宅中心エリアは低めになる傾向があります。

当サイトでは、おおむね次のように読むことが多いです。

「高い/低い」は絶対評価ではなく、全国1,741市区町村および都道府県内での相対比較として捉えてください。

また、比率だけでなく木造一戸建て住宅数(戸数)もあわせて確認することをおすすめします。

空き家投資での見方

メリット(比率・戸数が高い地域)

木造一戸建て比率や戸数が高い地域は、ボロ戸建て・築古戸建ての仕入れ候補が見つかりやすい傾向があります。

相続や空き家化に伴う木造戸建ての供給が続きやすく、リノベーション前提の投資や古民家再生の候補地になり得ます。

デメリット・注意点

木造戸建てが多いからといって、必ず安く仕入れられるわけではありません。

空き家率が低い地域では供給が限られ、借家比率が低い地域では賃貸化が難しい場合もあります。

また、木造戸建てが多くても築年数の新しい住宅が中心であれば、格安のボロ戸建ては少ないことがあります。

判断の目安

空き家投資では、「木造一戸建て比率+空き家率+築古住宅比率」をセットで見るのが基本です。

地方移住での見方

移住先選びでは、木造一戸建て比率は「戸建てで暮らす選択肢の多さ」の目安になります。

木造一戸建て比率や戸数が高い地域は、戸建て中心の住宅地が広がる地域であることが多く、庭付き住宅や駐車場付き住宅を探しやすい傾向があります。

また、古民家再生、DIY移住、中古戸建ての取得・リノベーションなど、戸建てを前提とした移住スタイルの候補地になりやすいです。

一方、集合住宅中心の都市部では比率が低くなるため、戸建て中心の暮らしを希望する場合は物件の選択肢が限られることがあります。

移住目的(リノベ前提、すぐに住める物件、セカンドハウスなど)に応じて、平均所得や生活インフラ指標もあわせて確認してください。

市区町村ページでの見方

市区町村ページでは、

を確認できます。

比率だけでなく戸数も見ることで、「割合は高いが物件数は少ない地域」と「割合は低いが物件数は多い地域」を区別しやすくなります。

まとめ

木造一戸建て比率は、戸建て住宅ストックの厚みを示す指標です。

空き家投資では、ボロ戸建て・古民家・築古戸建ての仕入れ候補を探す際の判断材料になります。地方移住では、戸建て中心の暮らしやリノベ移住の候補地を探す際の参考になります。

ただし、木造一戸建て比率だけでは判断できません。空き家率・築古住宅比率・借家比率・平均所得などもあわせて確認し、総合的に比較することが重要です。