空き家率は、空き家投資・地方移住のエリア選びで最初に確認したい指標のひとつです。
空き家率が高い地域は、空き家や築古住宅が見つかりやすい一方で、人口減少や賃貸需要の弱さが背景にある場合もあります。本ページでは、空き家率の意味、全国平均との比較、空き家投資・地方移住それぞれでの読み方を解説します。
空き家率とは
空き家率とは、住宅総数に対する空き家の割合(%)です。
当サイトでは、総務省「住宅・土地統計調査」のデータをもとに、市区町村ごとの空き家率を掲載しています。
空き家率が高いほど、その地域に利用されていない住宅ストックが多いことを示します。ただし、空き家率が高いからといって必ず投資向き・移住向きとは限りません。借家比率(賃貸需要)や平均所得など、他の指標と組み合わせて判断することが重要です。
何%以上を「高い」とみなすか
全国の空き家率はおおむね13%前後が目安です。
当サイトでは、空き家率を次のような目安で見ることが多くなります。
- 13%未満 … 全国平均並み〜やや低め
- 13%以上 … やや高め
- 15%以上 … 高め
- 20%以上 … 全国的にも高水準
ただし、これはあくまで全国1,741市区町村の中での相対的な目安です。地域の人口規模や住宅事情によって意味合いは変わります。
空き家投資での見方
メリット
空き家率が高い地域では、相続や売却によって市場に出る空き家や築古戸建てが比較的多い傾向があります。
特に木造一戸建て住宅数や築古住宅比率も高い地域では、ボロ戸建て投資やリノベーション向け物件の候補が見つかりやすくなります。
注意点
空き家率だけが高くても、借家比率(賃貸需要)が低い場合は賃貸経営が難しくなることがあります。
また、人口減少が続く地域では、空き家供給が増えても需要が伸びず、家賃や売却価格が上がりにくいケースもあります。
判断の目安
空き家投資では、次の組み合わせで確認するのがおすすめです。
- 空き家率+借家比率
- 空き家率+1人あたり平均所得
- 空き家率+木造一戸建て比率
- 空き家率+築古住宅比率
単独ではなく、複数指標で総合的に判断すると候補地選定の精度が高まります。
地方移住での見方
地方移住では、空き家率は「住宅の選択肢の多さ」と「地域の人口動態」を見るヒントになります。
空き家率がやや高い地域では、賃貸住宅や中古住宅、空き家バンク物件などを見つけやすい傾向があります。
一方で、極端に高い地域では人口流出や高齢化が進んでいる場合もあるため、高齢化率や生活インフラの状況も合わせて確認することが重要です。
移住目的が次のような場合には、空き家率は特に参考になる指標です。
- 賃貸から始めたい
- 安価な中古住宅を取得したい
- 古民家やDIY物件を探したい
まとめ
空き家率は、空き家投資では仕入れ候補の見つけやすさ、地方移住では住宅選択肢の多さを把握するための基本指標です。
ただし、空き家率だけでは投資性や住みやすさは判断できません。借家比率、1人あたり平均所得、高齢化率などの関連指標もあわせて確認しながら、地域全体の特徴を比較することが重要です。
詳しくは本ページ下部の関連ページから、それぞれの指標の解説をご覧ください。
